「サル同然の男子」の版間の差分
(同じ利用者による、間の3版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
'''サル同然の男子'''(サルどうぜんのだんし)とは、[[双葉理央]]が自身の「女子の部分の成長」(発育のいい体)に対して興味の視線を浴びせてくる男子に対しての'''侮蔑を込めた言葉'''である。<br> | '''サル同然の男子'''(サルどうぜんのだんし)とは、[[双葉理央]]が自身の「女子の部分の成長」(発育のいい体)に対して興味の視線を浴びせてくる男子に対しての'''侮蔑を込めた言葉'''である。<br> | ||
− | + | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 主な該当者 == | == 主な該当者 == | ||
以下は「サル同然の男子」に該当すると思われる主な人物のリストである。 | 以下は「サル同然の男子」に該当すると思われる主な人物のリストである。 | ||
19行目: | 11行目: | ||
「咲太も'''サル同然の男子中学生'''だった時期がある」(3巻,p.)<br> | 「咲太も'''サル同然の男子中学生'''だった時期がある」(3巻,p.)<br> | ||
「'''サル同然の男子代表'''として」(3巻,p.)<br> | 「'''サル同然の男子代表'''として」(3巻,p.)<br> | ||
− | + | また、数々のセクハラを双葉理央に対して行っている。それに対して双葉は梓川に、'''「[[ブタ野郎]]」'''(1巻,p.94)のあだ名を付けている。 | |
+ | |||
=== 国見祐真 === | === 国見祐真 === | ||
浴衣を着た双葉を見た梓川の'''「なんかエロい。な、国見?」'''(3巻,p.)に対して、'''「ま、確かに」'''と浴衣姿の双葉がエロいことに同意。<br> | 浴衣を着た双葉を見た梓川の'''「なんかエロい。な、国見?」'''(3巻,p.)に対して、'''「ま、確かに」'''と浴衣姿の双葉がエロいことに同意。<br> | ||
28行目: | 21行目: | ||
=== バスケ部の1年生 === | === バスケ部の1年生 === | ||
双葉Bに対して、'''「エロかしこい! いや、かしこエロい!」'''と発言。 | 双葉Bに対して、'''「エロかしこい! いや、かしこエロい!」'''と発言。 | ||
+ | == 言葉の射程 == | ||
+ | '''「サル同然の男子」'''はどこまで射程に入っているのか。 | ||
+ | === 男子全般説 === | ||
+ | 「サル同然の」は'''男子全員'''を指している(男子=サル同然)という説。<br> | ||
+ | 「それ以来、男子の視線がダメになった」(3巻,p.)と'''「男子」全般'''を指して続くため。 | ||
+ | === 興味の視線説 === | ||
+ | 「サル同然の」という言葉は、'''双葉に興味の視線を浴びせる男子'''に限定した説。<br> | ||
+ | 「男子」というくくりを少し狭めて、双葉の身体(「女子な部分の成長」)に対して、興味の視線を浴びせる男子のみを指す。<br> | ||
+ | |||
+ | == 性的非対象の理論的・精神的支柱として == | ||
+ | <p>「サル同然」は男子全般を指すのか、興味の視線を浴びせる男子だけを指すのかはさておき、自身に向けて性的な視線を浴びせる人間に対して双葉理央が「サル同然(の男子)」と侮蔑していることは、「サル同然(の男子)」と同列になることを拒む、言い換えれば双葉理央から侮蔑されたくない読者(視聴者)に対して、双葉を利用した性的な消費活動を抑えるストッパーとしての働きがあり、読者の「興味の視線」から双葉自身を守ることに繋がっている。</p> | ||
+ | <p>「サル同然(の男子)」は、興味の視線を浴びせる男子を侮蔑する言葉であると共に、双葉理央を性欲処理の手段(ツール)として利用することを自制する、彼女に対する性的な欲求を排除する理論的ないしは精神的支柱としても存在している。</p> | ||
+ | |||
== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
− | 1巻.鴨志田一『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』KADOKAWA , 2014 | + | * 1巻.鴨志田一『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』KADOKAWA , 2014 |
− | 3巻.鴨志田一『青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない』KADOKAWA , 2015 | + | * 3巻.鴨志田一『青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない』KADOKAWA , 2015 |
− | 第7話.「青春はパラドックス」『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』青ブタ Project , 2018 | + | * 第7話.「青春はパラドックス」『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』青ブタ Project , 2018 |
+ | == 関連項目 == | ||
+ | <p>[[理央っぱい]]<br> | ||
+ | :『青春ブタ野郎シリーズ』中の言葉ではないが、ファンアートの中でも、双葉理央の特徴の一つである大きな胸を強調した、あるいは(完全に)露出している画に「理央っぱい」タグが付けられている。双葉理央の女子の部分(胸)に興味の視線を浴びせていることから彼らも「サル同然」なのかもしれない。</p> | ||
+ | |||
+ | {{双葉理央}} | ||
+ | |||
[[Category:青春ブタ野郎シリーズ]][[Category:双葉理央]][[Category:用語]] | [[Category:青春ブタ野郎シリーズ]][[Category:双葉理央]][[Category:用語]] |
2018年12月27日 (木) 09:48時点における最新版
サル同然の男子(サルどうぜんのだんし)とは、双葉理央が自身の「女子の部分の成長」(発育のいい体)に対して興味の視線を浴びせてくる男子に対しての侮蔑を込めた言葉である。
目次
主な該当者
以下は「サル同然の男子」に該当すると思われる主な人物のリストである。
中学校のクラスメイトの男子
話しを聞いた双葉が、自分の「体が嫌いになった、自分が汚れたもののように思え」る程の、クラスメイトの男子による双葉に関する発言。
最大級の「サル同然の男子」である。
「双葉の胸やべえ」(3巻,p.)も彼ら「サル同然の男子」によるものと考えられる。
梓川咲太
「咲太もサル同然の男子中学生だった時期がある」(3巻,p.)
「サル同然の男子代表として」(3巻,p.)
また、数々のセクハラを双葉理央に対して行っている。それに対して双葉は梓川に、「ブタ野郎」(1巻,p.94)のあだ名を付けている。
国見祐真
浴衣を着た双葉を見た梓川の「なんかエロい。な、国見?」(3巻,p.)に対して、「ま、確かに」と浴衣姿の双葉がエロいことに同意。
ただし国見の場合、双葉が「まんざらでもない様子」とあり、また双葉から思慕されていることから特に問題はないと考えられる。
他校(水明大付属高校)の男子生徒
峰ヶ原高校の体育館で行われた峰ヶ原高校と水明大付属高校とのバスケの練習試合の際に、国見の様子を見に来た双葉Bに対して「なんかエロい、エロかしこい」と発言。
「他校の男子生徒」(3巻,p.)とアニメ第7話の映像から、水明大付属高校に所属する11番のビブスを着た男子バスケ部員。
バスケ部の1年生
双葉Bに対して、「エロかしこい! いや、かしこエロい!」と発言。
言葉の射程
「サル同然の男子」はどこまで射程に入っているのか。
男子全般説
「サル同然の」は男子全員を指している(男子=サル同然)という説。
「それ以来、男子の視線がダメになった」(3巻,p.)と「男子」全般を指して続くため。
興味の視線説
「サル同然の」という言葉は、双葉に興味の視線を浴びせる男子に限定した説。
「男子」というくくりを少し狭めて、双葉の身体(「女子な部分の成長」)に対して、興味の視線を浴びせる男子のみを指す。
性的非対象の理論的・精神的支柱として
「サル同然」は男子全般を指すのか、興味の視線を浴びせる男子だけを指すのかはさておき、自身に向けて性的な視線を浴びせる人間に対して双葉理央が「サル同然(の男子)」と侮蔑していることは、「サル同然(の男子)」と同列になることを拒む、言い換えれば双葉理央から侮蔑されたくない読者(視聴者)に対して、双葉を利用した性的な消費活動を抑えるストッパーとしての働きがあり、読者の「興味の視線」から双葉自身を守ることに繋がっている。
「サル同然(の男子)」は、興味の視線を浴びせる男子を侮蔑する言葉であると共に、双葉理央を性欲処理の手段(ツール)として利用することを自制する、彼女に対する性的な欲求を排除する理論的ないしは精神的支柱としても存在している。
参考文献
- 1巻.鴨志田一『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』KADOKAWA , 2014
- 3巻.鴨志田一『青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない』KADOKAWA , 2015
- 第7話.「青春はパラドックス」『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』青ブタ Project , 2018
関連項目
- 『青春ブタ野郎シリーズ』中の言葉ではないが、ファンアートの中でも、双葉理央の特徴の一つである大きな胸を強調した、あるいは(完全に)露出している画に「理央っぱい」タグが付けられている。双葉理央の女子の部分(胸)に興味の視線を浴びせていることから彼らも「サル同然」なのかもしれない。
|